カルチャーショック

身近な化学。

こんな題目で連想するのはどんな化学でしょうか。

私はこういう授業も大好きです。(色んな意味で。その意味は文章の後ほど。

文字通り身近にある化学でした。

身近といえば、衣食住。

衣>繊維などは基本的に高分子なのでわかりにくい却下。
住>建築材料学でまた違う方面にも飛び火するので却下。

食・・・私たちの体に入り、かつ、そこまでわかりにくくないのでここに焦点を当てます。(授業内では)

「小難しい話はしません。教養番組みたいな感じで授業を聞いてくれればいいです。」

この説明をしたあとの、老教授の衝撃的な一言目。


アメリカ人とイギリス人は舌がないですよ。」

あちゃぁ、この授業はずれか? 失敗したなァ。

しかしもっともらしい理由はあるんです。

「君たちが知っている料理で、イギリス料理、アメリカ料理なんて聞いたことあるかい?」

・・・ない。 一度も。 イギリスは飯がマズいと有名らしいが・・・。
「日本料理、中華料理、フランス料理 etc etc ...これらが存在するのは美味しいからなんだ。」
確かに。そうなんだろう。

アメリカ料理、イギリス料理を掲げる料理店がないのはなぜか。そりゃ美味しくないからですよ。美味しくなきゃ潰れる。そしたら皆、作らないでしょ?」

アメリカ料理か・・・ファーストフードがそうじゃないのかな。 皆さんはファーストフード好きですか? 私はそこまで好きじゃないです。 生野菜とかピクルス入ってると萎えます。 野菜嫌いなので。 

あと俺の胃腸の相性とあまりよくないから正直そこまで食べたくない。

サラダができたのもアメリカらしいです。 生野菜なんて特に嫌いです。ファッキン。

そんな俺に朗報。
「生野菜なんて食べても意味ないですよ。ましてや農薬引っ付いてたら健康として食べてるのに意味ないし。そもそも食ってもヒトは植物特有の細胞壁を溶かす酵素セルラーゼを持ってません。だから栄養になりません。」

※自分の心の中の叫び  ベジタリアンざまぁみろぉ!

だからビタミンは果物からとってくださいだそうですよ。 俺、今日からみかん食べよう。


さて本題。

昔はよく日本は鯨を食べてました。 今じゃ風当たりが悪くて俺も食べたことがないですが。

鯨減少には色々な説があり、昔欧米諸国が鯨を乱獲したためとか、日本とか鯨を食用とする国がどうたらとか色々あります。

外国では、鯨は可愛いし知的な生物じゃないか!なんで食うんだ!とか言う国もあります。

鯨は、魚を食うから漁業量が減るんだというヒトもいます。

人道的に鯨を殺せないから(屠殺)捕らないがいい。


さて上記の議論、俺にとってはどうでもいい。本当にどうでもいい。

例えるならそんなの関係ねぇ!ってくらいどうでもいい。

論点はそこじゃない。 鯨は減っているのか減っていないのか。

まともに鯨の頭数数えてるところなんてあるのか。 ねぇだろ。

そしてヒトが原因で減ってるのであれば、理由がどうであろうとヒトが戻さねばならないでしょう。

例え欧米諸国が減らして、日本には原因がないとしても。

捕鯨しない、っていうのもひとつの方法だと自分は思う。



あと最後の人道的に、っていうのはなんだ。
豚さんも人道的に死なせてます。なんだそりゃ。
食わなきゃ生きていけない分際で。
そういう仕組みでこの世界が成り立っているのにも関わらずも。
殺すことに人道的もクソもへったくれもあるのか。 じゃあ食うな。

結局、そうやって殺す事への罪悪感を少しでも紛らわそうとしているだけだ。





俺は中学時代の偉大な理科の恩師の言葉を忘れない。


「いただきます、って知ってるか?

あれはね、あなたの命をいただきます、って意味なんだぜ。

だからその生き物に感謝して食え。神に、じゃない。」


一回屠殺する現場っていうものを見なければならないな、自分でも思っています。